日野歯科クリニックで行っているメインテナンスの根拠

当クリニックのメインテナンスプログラムの根拠となっている、スウェーデンの30年におよぶ臨床研究の論文は下記サイトをご覧ください。

有名なAxelsson先生らのこの論文は「1972年から30年におよぶプロフェッショナルなケアにより、失う歯は劇的に減らすことができた(30年間で失った歯の本数は一人平均0.4本~1.8本であった)。また、普通では最も失う原因の多いむし歯や歯周炎は確実の減らすことができた。その結果、抜歯にいたる原因のもっとも多い原因は皮肉にも歯根(歯の根)の破折であった。」という内容です。

Axelsson 論文サイト


歯周病のメインテナンスについては下記サイトをご覧下さい。
e-ヘルスネット

日本での実態(歯科疾患実態調査)

厚生労働省:平成23年歯科疾患実態調査


いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから。
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めて、この8020運動が始まりました。確実に改善は見られていますが、現在、そのことを達成している方は日本では3人に1人にすぎません。
なんと、寂しいことでしょう。日本では歯科医がたくさんいて全力で患者さんの治療をし続けていても、予防先進国には足下にもおよびません。上記のスウェーデンでの論文の結果とは比較にならないくらい悪い結果です。
日野歯科クリニックでは、そのような日本の現状を打破しなくてはならないと、二十数年前からスウェーデン方式のメインテナンスを実践してきました。

[歯科疾患実態調査から]